増上寺お宮参り完全ガイド|事前準備から知るべき7つのポイントまで
この記事は、はじめて増上寺でお宮参りを行われる方や、お宮参りの写真撮影、お宮参り後にランチやお食い初めなどをお考えの方向けに、増上寺でのお宮参りに関するすべての情報を詳しくご紹介しています。
これまでに撮影させていただいた実例に説明をしているため、
がイメージしやすいのが特徴です。
初めて増上寺でお宮参りを予定している方や、以前増上寺でお宮参りを行ったけど、お二人目三人目のお宮参りをされる方もぜひ参考にしてみてくださいね。
1.増上寺のお宮参りってどんな感じ?
増上寺の場所
増上寺は、東京都内でも有名なお寺の一つで、東京タワーのすぐそば、都会の真ん中にありながら静かで荘厳な雰囲気を感じられるお寺です。増上寺でお宮参りをされる方は沢山いらっしゃいます。
また徳川家の菩提寺としての歴史を持っています。増上寺の広大な敷地には、荘厳な本堂や美しい庭園が広がっており、都会の喧騒を忘れさせる落ち着いた雰囲気があり自然豊かなロケーションは写真映えすることと思います。
東京タワーをバックにした写真は増上寺ならではの構図。
みなさんも本殿と東京タワーの写真はテレビなどで目にしたことがあるかもしれません。ここでのお宮参りは、赤ちゃんの健康と幸せを祈る大切な儀式。歴史ある場所での一日が特別な思い出になること間違いなしです。
増上寺の雰囲気
コロナ明け、円高以降、インバウンド効果で最近の境内には外国人観光客が多く、その比率は日本人より多きときもある印象です。
時折、修学旅行生や、お年を召した方の団体客がバスでいらっしゃることもあり、バスガイドさんが旗を振り先導する光景を見たり、その様子は広い観光地、というイメージです。
ご祈願をされるかたも多くいて、大安の日などお日柄が良い日はあちらこちらでお宮参りをされる方を見かけることがあります。
どうですか?イメージできましたでしょうか。
2.増上寺でお宮参り、流れと必要時間
増上寺のお宮参りをされる場合、大まかな当日の流れは
です。
お宮参りについて:お宮参りとは、赤ちゃんが生まれてから初めて神社や寺院にお参りし、健やかな成長を願う日本の伝統的な行事です。基本的には地域の神様にお子様が生まれたことを報告することが目的で、神社仏閣で行うのが一般的です。
増上寺でのお宮参りの一番の目的は「御祈祷を受ける」ことです。
増上寺ご祈願の場所:ご祈願を行う場所は「安国殿」と呼ばれる建物で立派な御本尊様が御鎮座されています。その日予約をされたご家族が一同にそこへ集まり一緒にご祈願を行います。赤ちゃんのパパ、ママを始め、おじいちゃんおばあちゃん、ご親族様皆様も一緒にご祈願を受けることができます。
増上寺のご祈願のポイント:増上寺のお宮参り祈願は「黒本尊」という神様にご報告(お坊さんによる祝詞)を行った後、赤ちゃんの額に御神水をかける真似をしたりします。これがご祈祷時の最も大切なポイントとなります。
ご祈願の開始時間:ご祈祷は11時30からの決め打ち(午後は14時30分から)なので、お昼のことを考えて写真撮影はご祈祷の前に済ませるようにしましょう。
ご祈願の所要時間:ご祈願は人数にもよりますが、20分〜30分程度かかります。
境内での所要時間は撮影とご祈祷を含め1〜2時間程度です。お参り後お食事をされるといった場合にはもう少しかかるイメージをお持ちください。
なお、当日の流れや所要時間は増上寺でお宮参り、時間設定のコツと当日のおすすめスケジュール
で詳しく解説していますので御覧ください。
3.お宮参りの準備4つのポイント
お宮参りを成功させるためには、事前の準備がとても重要です。
何をどう準備すればいいのかのポイントを4つあげました。
3.1参加者人数と日程を決める
まず、
いつ?
誰と?
お宮参りを行うか日程や参加者を決めましょう。
これで人数が決まります。お食事の予約や撮影の打ち合わせで必要になるので決めておくとこの後スムーズに進行することができます。
生後にお祝いする行事の風習は
・お宮参りは生後30日後
・お食い初め&歯固めの儀は生後100日後
という日数になります。
しかしながら現代でのお宮参りは、赤ちゃんの体調を重んじて行うのが主流で、厳冬期や暑い夏などは避けて行ったりする場合もあります。
最近は全部一日で:昨今はしきたりに従うことなく、お宮参りとお食い初め、歯固めの儀を同時に行うご家族も多く、その理由として、合理性かつ費用や時間を有効に活用できたり、一日を通してカメラマンが同行してお宮参りのご祈祷の様子、境内での集合写真やみんなが抱っこした様子、お食い初めまで撮影するといったスタイルが喜ばれています。
日程決めの目安:大体、生後30日〜40日程度を目安に日程調整を始めましょう。お日柄は「大安」が良いとされていますが、あくまで赤ちゃんの体調重視なのであまり気にする必要ありません。
ご家族様へ日程確認:ご祖父母さまにあたられる方がご出席される場合はその日程を確認し、早めにお伝えしましょう。
参考リンク:お宮参りとお食い初め|やり方のポイントと出張撮影での記念写真の撮り方
3.2おすすめの衣装やレンタル掛け着
お宮参りでは、赤ちゃんを抱っこして掛け着を着るのが一般的。
女の子の場合は赤やピンク、男の子の場合は黒を選んだりします。
まずは両家のお母様に掛け着があるか聞いてみましょう。あればそちらを利用すると歴代のご家族が着た、という特別感が出るのでオススメです。以外に保存状態がよかったらパパ、ママが使ったものが出てくるかも・・。
掛け着はなくてもレンタルできますので大丈夫ですよ。
最近では、和装だけでなく洋装も人気です。家族全員でのコーディネートを考えるのも楽しいですよね。増上寺はフォーマルな場所なので男性はスーツ、女性はフォーマルなワンピースやスーツがおすすめです。
赤ちゃんはおくるみ、ベビードレスでお越しいただければ問題ありませんが、季節によって暖かさが風通しを調整できる物が良いですよ。
レンタルできる掛け着のこと、服装の考慮点やご祖父母さまなど他の方の服装についても解説しましたのでこちらから御覧ください。
リンク:増上寺でのお宮参り|家族の服装選びのポイント6つとレンタルの活用法
3.3持参したい持ち物
お宮参りは検診など以外のお出かけは初めて、という方が多いです。あらゆる場面を想定して、持ち物は事前に準備しましょう。
心配しすぎて重装備になると移動する時大変になるので必要最低限のものを用意されると良いです。最悪、なかったものは近隣やコンビニで補完できたりするので神経質にならなくても大丈夫です。
基本的に当日持参したいものをリスト化してみましたのでご参考にどうぞ
紐銭とは?
このお宮参りの際に新生児が身につける着物の帯に入れられるお金のことを指します。元々は、子どもの無事な成長と豊かな未来を願って、お守りの意味を込めてお金を紐に包んで持たせたものです。この風習は、古くから続くもので、金銭が持つ象徴的な力を信じ、赤ちゃんが経済的にも恵まれるようにという願いが込められています。
ただし、現代ではこの風習はあまり行われなくなってきており、紐銭を実際に用意する人は少なくなっていると言われています。しかし、地域や家族によっては、今でもこの伝統を大切にしている場合もあります。
ベビーカーのこと:増上寺は広いので、撮影などがある場合はベビーカーをお持ちください。移動のときに便利ですし、撮影時の荷物置き場にも利用できます。
3.4ご祈祷、お食事処、写真撮影の予約
当日予約が必要なものの手配を済ませます。必要な予約は3つです。
これら3つの予約を同日に済ませてしまうと日程間違いを起こさないためおすすめします。
ご祈祷の予約:増上寺での祈祷は、事前に予約が必要です。電話やウェブサイトで簡単に予約できます。念の為、WEBフォームなどで予約のうえ、電話でも確認すると確実ですね。
うっかりミスがないように、パパやママ同士でダブルチェックしてくださいね。
食事処の予約:増上寺のお宮参り後、お食事をする場合は必ず事前に予約を済ませましょう。
周辺に数多くレストランがありますが、お食い初めをされる場合はお食い初め膳が用意してある店を予約する必要があり、人気店は早くに満席になるため、土日週日や大安日にお宮参りをされる場合は思ったより早めに予約を済ませるのが良いでしょう。
例えばお食い初め会場はとうふ屋うかいさんが人気で予約は必須です。特に10月〜11月は七五三のシーズンと重なるため、3ヶ月前から予約しても良いくらいです。
ご予約方法はお店にもよりますが、お電話をご利用されるのが確実です。
お食事処は増上寺でお宮参り後のランチに!お食い初め対応の食事処3選で厳選してみました。お食い初めもできて徒歩で行けるお店ですのでお勧めですよ。
写真撮影の予約:赤ちゃんの大切な一日をプロカメラマンが同行して撮影する「出張撮影」が人気です。特に増上寺はご祈祷時の撮影ができるため、お待合わせからお食事まで一日の様子を沢山のお写真にしてお届けできます。
後日振り返ったりしたときに当日のこと思い出すこと請け合いです。予約についてはこちらでも詳しく解説してるので御覧ください。
リンク:増上寺でのお宮参り前に知っておくべき!予約が必要な重要ポイント3つ
4.増上寺のお宮参り費用
お宮参りは赤ちゃんの成長を願う大切な行事ですが、初穂料や撮影費用、食事代など、意外と費用がかかるものです。内訳は初穂料やご会食のご利用代金、境内での撮影費用となります。
そのほかレンタル掛け着をご利用される場合はその費用や、タクシーなどの交通費などもかかる場合があります。一日お宮参りを行い、撮影やお食事をされると10万円を超える金額となるため、あらかじめ費用についてはチェックしておきたいですね増上寺のお宮参り費用と節約するためのコツ!ではどのくらいの費用がかかるか、また費用を抑えるための節約術もご紹介していますので是非ご覧ください。
5.増上寺の写真撮影について
増上寺でお宮参りと一緒にカメラマンが同行して写真を撮影することが主流になりつつあります。大安などお日柄が良い日は境内のあちこちでカメラマンを見かけることがあります。
増上寺は大変広い敷地で自然豊かな場所です。本殿の背景には東京タワーがそびえ立ち、撮影ポイントが点在しています。そのため良いポイントを知らないとただただ歩き回って、、その点カメラマンは境内のあらゆる場所を知っているので完全おまかせでOKです。
プロに頼むメリットなどについて解説しましたので良かったら御覧ください。
リンク:増上寺お宮参り写真撮影をプロに依頼するメリットとおすすめプラン
リンク:増上寺でお宮参りの写真を素敵に残すためには
撮影には許可が必要でしょうか?
増上寺さんでは撮影はご自由にされても大丈夫です。特別に撮影許可などを取る必要なありませんが、マナーを守って撮影することはとても大切なポイントです。
撮影許可については増上寺のお宮参り、撮影の許可は必要?でも解説させていただきました、良かったら一度目を通してみてください。
6.お宮参りが終わったらやること
お宮参りも無事大成功で終わったら、ご両親やお祝いしてくれた方に対してのお返しをお忘れなく。
お返しでお写真を贈るということはとても喜ばれるのでおすすめしたい方法です。お返しは必ずお手紙を添えたりしてちょっとした気遣いもお忘れなく。手書きの手紙はちょっとした一言でも暖かい気持ちが伝わるのでオススメですよ。
お宮参りの数年後は七五三のお祝いでで一斉に集まることも。
その時にお宮参りのお写真を持っていったら盛り上がること間違いないですよ!
7.増上寺のアクセスと駐車場情報
増上寺は都心にあるため、駐車場選びやアクセス方法を事前に確認しておくと安心です。公共交通機関を利用する場合のポイントや、近隣のおすすめ駐車場情報チェックしておきましょう。以外に落とし穴があるんです。
増上寺のアクセス:
住所 | 東京都港区芝公園4-7-35 |
電話番号 | 03-3432-1431 |
交通アクセス | JR線・東京モノレール 浜松町駅から徒歩10分 都営地下鉄三田線 御成門駅から徒歩3分、芝公園から徒歩3分 都営地下鉄浅草線・大江戸線 大門駅から徒歩5分 都営地下鉄大江戸線 赤羽橋駅から徒歩7分 東京メトロ日比谷線 神谷町駅から徒歩10分 |
駐車場 | 境内にあり |
定休日と営業時間 | 無休 AM6時から17時まで参拝可能(安国殿は9時〜17時まで) |
WEBサイト | 増上寺のホームページ |
ご祈願予約サイト | 増上寺のお宮参り申し込みフォーム |
増上寺お宮参り撮影に関するQ&A
よく頂くご質問の一部をまとめてみました。
- Q.撮影許可は必要ありますか?
-
A:増上寺さんでは現在のところ、撮影申請などの必要はありません。申請が必要になった場合はこちらで申請をお出ししています。
>>増上寺さんで撮影許可は必要ありますか? - Q.参拝客が多くて、撮影が出来ないみたいなことはありましたか?
-
A:ありません、どんなに混雑している場所でも最適な場所を探し撮影を進めます。
ただしやむを得ない場合は背景に他の方が映り込む場合があります。 - Q.出張撮影自体が親族含めて初めて、写真が苦手
-
A:撮影当日はリラックスした雰囲気を作って撮影を進めています。はじめは皆様緊張されますが、すぐに慣れることが多いのでご安心を。
- Q.乳児湿疹が出始めています写真に影響はありますか?
- Q.当日雨が降った場合はどうなりますか?
-
A:雨天が見込まれそうな場合は2〜3日前よりお客様とご相談の上決定しています。雨の日でも増上寺さんは屋根がある場所も多いので撮影を決行しても素敵なお写真を残すことができますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私は写真事務所の渡辺博幸(わたなべひろゆき)と申します。個人事務所を持ち、現在は小さいながらもスタジを経営しております。開業以来、お宮参り、七五三の撮影を中心に行っており、10年目となりました。
増上寺撮影の数が数多くあり、境内の自然豊かなロケーションで太陽光を生かした、かつ、笑顔になれる撮影をさせていただいております。
今日は少しでも増上寺のお宮参りがわかるように執筆しましたので、なにかお役に立てるのであれば嬉しく思います。
また本ブログ記事でもわからない点、ご相談される内容などありましたら公式LINEや、お問合せフォームにてお寄せください。特に公式LINEは素早く返答を心がけていますのでご計画をより一層良いものにするお手伝いができます。
良い御縁がありましたらぜひお呼びくださいね。