日枝神社ではじめてのお宮参り、計画と良い写真の残し方
こんにちは写真事務所の渡辺です。
目に留めていただきありがとうございます!
私はお宮参りのカメラマンとして数多くの撮影をこちらでさせてもらっております。神社さまなどへ出向き撮影することを「出張撮影」と呼びます。出張撮影のマッチングサービスが台頭し、登録すれば誰でもカメラマンになれる時代、僕は2015年から起業し、今年で9年目を迎える個人事務所を構えるカメラマンです。
この記事はこちらでの撮影経験が豊富な僕の独自目線で、日枝神社で初めてお宮参りを計画している方のために情報を集約したページです。初めてではなく、2回目以降でも新たな発見があるかもしれないのでよかったらご一読を。
もしかしたらこの記事を夜泣きで深夜の3時とかに大変なママが見ているかもしれませんのでなるべく簡潔にお送りしたいと思います。それでも「長いな・・」と思ったらブックマークしてゆっくりと御覧くださいね。
記事の最後の方にはこちらで撮影させて頂いた写真を沢山ご覧いただけます。てっとり早く写真を見たいと思った方は下の矢印をクリックしてね。
>>赤坂日枝神社で撮影した写真を見る
この記事がなにかお役に立てれば幸いです。それではごゆるりと御覧ください。
赤坂日枝神社お宮参りの計画をたてよう
日枝神社について
赤坂日枝神社さまは非常に格式が高く、平日は近隣のサラリーマンたちが一礼して会社へ向かう、そんな風景もしばしば見られることも。近くには国会や議員会館があり、有名政治家の方がいらっしゃったことを見たことががあります。本殿の後ろ側にはプルデンシャル証券とまさに「都会な感じ」の神社さまですね。
写真映えする境内
はじめて日枝神社さんへ行くと朱色がおおく使われた部分を目にすることがあると思います。その朱色を背景に撮影ではよく利用しますが、どれも美しく撮影することができます。また千本鳥居での撮影は定番と言っても良いくらいのスポットで観光名所としても有名な場所は外国時観光客で賑わうこともあります。
言うなれば写真映えする神社さんといっても過言ではないでしょう。
お猿さんの話
日枝神社さんはお宮参りや七五三でご利用される方も多く、人気の神社さまです。
ちょっとおもしろいのが神社の「こま犬」ではなく日枝神社さんの場合は「お猿」というところです。「こま猿」?(笑)
神の使いである猿を「神猿(まさる)といって、語呂合わせで「魔が去る=まさる」「勝つ=勝る」や、音読みで「エン=縁」と縁起の良いお猿さんです。
本殿の左右には夫婦の猿の石像があり、右の父猿を撫でると商売繁盛、母猿を撫でると「安産祈願」「家内安全」といったご利益があります。
日程の選び方
はじめてのお宮参りの計画、スケジュール調整をしましょう。
日時の決定、参列者への連絡、神社へのご祈祷の手配、当日写真を残すか?残さないか?カメラマンを呼ぶか、自分たちで撮るか、、などなど考えたりやることがいっぱいです。特に日時などの決定は、それにより他の方、お食事どころの確保などにも影響してくるのでとても重要です。
2-1.お宮参りと六曜
まずは日時と参列者さまを決めて日程の調整です。
ママ、パパの都合が良い日を決めます。日にちの決め方ですが日本には六曜(ろくよう)といって日ごとに吉凶日が決まっていて、それぞれに意味があるとされています。お宮参りは大安などに行う方も多いですが、気にしない人は仏滅に行う人も。また昨今では一粒万倍日や天赦日といった考え方があるので日取りを気にされる人、気にしない人、と別れます。念のためおさらいしておきます。
2-2.日にちによる違い
日にちによってある違いは、ずばり混雑具合です。土日は結構込み合うことが多いですが、早い時間(8時〜10時ころ)や午後14時以降は比較的空いているときもあります。
特に大安日の土日祝日はとても混雑する場合があるので注意が必要です。七五三など10月〜12月ころまでのシーズンはお子様連れの参拝客も増えるため境内はごった返すことがあります。コロナの時代となったので高齢なご両親がいらっしゃる場合、やはり密を避けられる方が多く、問い合わせでも多いのが日程のことです。
混雑を避けるのであれば仏滅を選択するのも一つの手段です。前項で「赤ちゃんの体調が重視」とあるように、赤ちゃんのこと、参列者さまのことを考えれば仏滅日におこおなうのがこの時代は良いのかもしれません。
また最近では一粒万倍日や天赦日に行うという方もいらっしゃいますが、とにかく赤ちゃんの体調を優先させることが肝心ですね。
2-3.夏場冬場はどうする?
お宮参りは元来、お子様の誕生と今後の成長をお祈りするために神社へ伺うもの。一番は赤ちゃんの体調を最重視して決定することが大事です。お悩みになるのはお子様の誕生日により、お宮参りが猛暑、または厳冬のときにあたってしまうのでどうしよう?といったケースがほとんどです。
例えば夏場、ここ最近は猛暑でニュースになる場合も多く、赤ちゃん、一緒に同行される祖父母さまにも負担が大きいです。冬場は然りで寒さが厳しかったりする場合があるので、やはり気候の良い3月〜7月前、9月〜11月ころが適していると言っても良いでしょう。
ただし夏場でも冬場でも工夫をすればお宮参りができないと言ったことはありません。夏場などは時間をかけず行うことが大事で、冬場は暖かくしていけば過ごすこともできます。これまで夏場、冬場にご同行してトラブルがあったということは9年間一回もありませんでした。
それでも夏冬を避ける場合はお宮参りを行うのが6ヶ月くらいになりますが全然大丈夫ですよ。むしろ少し大きくなってお帽子がピッタリおさまる可愛い写真を撮影できます。掛け着も抱っこする方がよっぽど大きくなければ十分に着ることができますよ。
コロナのときは1歳の赤ちゃんのお宮参りをしたことがありますが流石に抱っこが大変でしたけどなんとか行うことができました(笑)、6ヶ月くらいまでは大丈夫。
お食い初め、する?しない?
お食い初めとは赤ちゃんが将来食べ物に困らない様に、家族や親戚が一堂に集まり縁起のの良いものを食べさせる真似をしてお祈りする日本の風習です。お食い初めはお宮参りと同時に行う方と別々に行う場合があります。
3-1.お宮参りと同時にお食い初めを行う
お食い初めは通常の風習では誕生から100日目に行いますが、昨今はお宮参りとお食い初めを同時に行う方も多くいらっしゃいます。お宮参りの参列者は遠方のご両親がいらっしゃる方も多く、あまり頻繁にお会いできないと言った地域性の問題もあるので一緒に行うと貴重な一同集合の写真も残すことが可能です。
日枝神社さんは近隣にお食事をされる高級店も多く、同時に行うとご両親もお喜びになるでしょう。お宮参りとお食い初めを同時にに行うメリットはやはり合理性といった理由となりますね。
お食い初めをされる場合は近隣のお食事場所の予約を行います。
3-1.別日におこなう
お食い初めは必ずお宮参りの日にしなければならないといった事はありません。方法は様々、ご自宅で行うとか、改めて別日で行うなどご自身やご家族のご都合などを考慮して決めましょう。
ご自宅で行う場合は、お食い初めのお届けサービスなどをご利用されるのも良い案です。ご自宅だとリラックスして行うことができるのもメリットのひとつですよね。
スケジュールの組み立てかた
スケジュールの組み立て方のコツはお食事処の予約時間から逆算することです。ここではお宮参りの様子をカメラマンを呼び撮影し、隣りにあるキャピトル東急さんの「水簾」で会食をされる場合のスケジュールを例としてあげています。
キャピトル東急の「水簾」さまで12時に会食を予約した場合
参列者さまとお待ち合わせする場合は境内が良いでしょう。受付付近は混雑する場合がありますので、御朱印所付近が良いですよ。
ご祈祷の受付を済ませたら祈祷殿へ向かい、呼ばれるのを待ちます。
ご祈祷後に合流する場合は僕の場合、祈祷殿近くに設定しています。
上記の形が一般的です。お宮参り当日はバタバタすることが多いので早めの到着をおすすめしています。
日枝神社のお宮参り、ご祈祷について
お申し込みはWEBから
お食事どころの予約を済ませたら日枝神社さまにご祈祷の申し込みを行います。申し込みはWEBから行うことができます。
リンク:日枝神社のご祈願の受付サイト
なお、WEBでは「予約」ではなく「申込み」となるので注意しましょう。受付を当日行って初めてご祈祷を受けることができます。
ご祈祷はだいたい30分ごとに行われていますが、結婚式や企業祈祷、個人祈祷などの状況により前後する場合があります。
初穂料はいくら?
ご祈祷時にお支払いする金額のことを「初穂料」と言います。
日枝神社さまでの初穂料は1万円から。それ以上は「お気持ちで」となります。大体皆様1万円を奉納される方が多いですよ。お包みの仕方ですが、初穂料の「のし紙」に赤ちゃんのフルネームを書いてお渡しするのが一般的です。
中袋には表側に金額を旧字体で、裏側にはご住所を赤ちゃんのお名前を書きます。
受付はどこ?
初穂料は当日、ご祈祷の受付を行う際にお渡しします。
受付の場所は本殿向かって左側のところ、境内もさほど広くないのですぐにおわかりになると思います。
日枝神社でお宮参りの写真の残し方
お宮参りは一生に一度しか無いので写真はお子様のために必ず残しておきたいものですよね。最近はスマホでもキレイに写りますがスマホは逆光に弱いなど場所を選ばないとうまく撮影ができません。
また初めてのお宮参りはバタバタすることが多いので写真どころではないこともあります。
ここは無理をせずカメラマンに依頼するのがおすすめとなります。
6-1.カメラマンの手配
境内でお宮参りのスナップ撮影を行う場合はプロのカメラマンを呼び手配します。
境内での撮影に対する許可は必要ありませんが、参拝者さまの邪魔にならないように撮影には注意が必要です。またご祈祷中は撮影ができないため、カメラマンの入室はできないんです。。なのでご祈祷を済ませてから、または撮影後にご祈祷を受けることになりますよ。
弊所のロングプランをご利用の方はご祈祷を挟んで当日のすべてを残すことができます。非常に人気のプランです。
当日に持参するものなど
さて、諸々の手配を済ませたら当日を待つばかり。当日現地で困ることがないように漠然とシミューレーションしておきましょう。大体で大丈夫です。もし僕が撮影担当になった場合はお任せください、しっかりとした打合せ時と当日すべてリードして皆様が困ること無いようにサポートします。
7-1.授乳やオムツ替え
境内には授乳する専用の部屋などは有りません。授乳される場合はご自身のお車の中などが良いです。また他の方のご迷惑にならないようにご祈祷の待合室などで行える場合もあります。
7-2.ベビーカー
ベビーカーはお持ちいただいても大丈夫です。
参道がある場所、境内の周りの道路は平坦になっていてベビーカーでも移動がしやすいですよ。境内の一部は砂利になっているので、そこだけは難しいです。でも持ってきて荷物置き場にするとか、最悪、オムツ替えのベッド代わりにする、といったような使い道もあります。
ご祈祷のときはベビーカーの持込みができないので、祈祷殿の下に置き場所がありますのでそちらをご利用ください。
7-3.赤ちゃんの着替え
中には赤ちゃんに袴ロンパースなどに着替えさせて撮影したい方もいらっしゃるでしょう。お着替えは授乳と同じく車の中で行うと良いですよ。
気候の良いシーズンはベビードレスでいらっしゃる方が多いです。冬場に行う方はは寒いのでおくるみをしっかりと付けていらっしゃいます。外で過ごすことが多いのでご両親やご祖父母さまも夏場冬場はしっかりとした服装でいらっしゃることをおすすめします。
だっこ紐は掛け着をつけて目立つ場合でなければ問題ありませんがほとんど着けない方が多いです。
7-4.掛け着のレンタルなど
弊事務所では掛け着のレンタルを行っております。
レンタル料金が2,000円(税込み)かかってしまうのですが、定期的にクリーニングしており、お帽子とスタイがセットになっています。(もちろん毎回洗って殺菌、消毒しています)掛け着をレンタルされる場合は当日のお渡しとなり、撮影時のみご利用が可能ですが場合によってお貸出できる場合もありますのでお問い合わせくださいね。
7-5.撮影時荷物はどうするの?
集合写真などの撮影時、皆様荷物を持っていては写真としてはカッコが悪いし、ちゃんと残すの「ちゃんと」ができないですよね。その点はお任せください。僕の場合は大きなバッグに皆様の荷物を預かり撮影を行っています。またベビーカーをお持ちの方はそちらに荷物を置かせてもらうこともあります。
境内にシートなどを引いて荷物を置く場合を見ることがありますが、おすすめできません。シートを広げると参拝者さまの邪魔になるので場所を専有しているとみなされる場合があります。
先輩ママの悩み紹介ランキング3選
僕の撮影ではしっかりとしたヒアリングを行っています。
これまで伺ってきた先輩ママのお悩みも沢山聞いてきました。事前にしっかりと不安を解消して撮影に臨むことはとっても大切です。不安を抱えたままだと表情が固いままになってしまいがちだからです。
でも大丈夫。これまで数々の不安を抱えたママパパも当日はしっかり笑顔の撮影となっています。参考までに聞いてきたお悩みを紹介しますね。上位3位まで掲載していますが、これまでに沢山のお悩みに応えてきました。
撮影や当日のアテンドについてはどうぞお任せくださいね。
第3位 赤ちゃんのご機嫌
Q1.乳児湿疹が出始めていますが、当日もあった場合は鮮明に写るのでしょうか?
A1.アップの場合は乳児湿疹は写ってしまいます。しかし可能な限り修正しています。引っかき傷はちゃんと消すことができます。
Q2.生後3ヶ月の乳児のため、撮影の間ぐずったり、寝てしまわないか心配しています。
A.赤ちゃんによっては寝てしまう場合があるんですよね。。でも無理に起こすこともできず。。授乳をすると寝てしまったりするのでお時間を調整するのが良いですよ。またご祈祷中は太鼓などの音が出ているのでご祈祷後は起きていることが多いですよ。
Q3.オムツ交換やミルクの時間が撮影途中にでてきたらと不安
A3.弊事務所の撮影では途中でおむつ交換や授乳に30分時間を割いていますので余裕をもった撮影ができますよ。
第2位 天候のこと
Q1.雨などが心配、遠方からの参加者が居り、雨天の延期は考えていません。雨天の場合にお宮参りの撮影はどうなるでしょうか?
A1.雨の場合でも撮影しています。日枝神社は比較的屋根がある場所が多いのでそちらで、あるいは傘をさしてもらいながらの撮影となります。
Q2.気温が高いことが予想されるので、子どもの体力や参加してくださる方々の体調に配慮しながら撮影をしていきたいです。
A2.夏場の撮影は長時間の撮影が続かないように途中で休憩などを挟む場合があります。夏は早く切り上げるよりも、短い時間の撮影を重ねています。
第1位 外出についての不安
Q1.健診以外で初めての外出になるので、親子共に不慣れな中の撮影になってしまうかと思い不安です。
Q2.赤ちゃんとのお出かけに不慣れなので、授乳と重なると時間がかかってしまうと思います。
Q3.退院後初めての外出となるため、不安はいろいろありますが、撮影に関しては特に本人の着付けが気がかりです。よろしくお願いします。
境内でのアテンドやご案内はお任せください。また掛け着についても都度、渡辺がお手伝いしますのでご心配されずとも大丈夫です。
Q4.1人目の子どもで不慣れなため、外出が不安です。
外出に対するご不安は一番多いお悩みでした。撮影のみならず、行くまでの交通手段での出来事や「なにがあるかわからない」といった漠然的なお悩みを持つことが初めての方に多いようです。
ご安心ください。撮影についてはスケジュールの策定から、上記のようなお悩みにお答えして撮影もまもなく10年目となります。先輩ママの撮影ですごく困った、やうまく行かなかったといったことがなく当日の撮影をすべてお任せいただいて良い評価を頂いております。
googleの口コミをご覧いただけます
これまで撮影したお宮参りの写真
さていよいよお待たせしました。これまで日枝神社さまで撮影させていただいたお宮参りの写真を紹介いたします。非常に沢山の写真ですが、これでもまだ一部となっています。「もっと見る」ボタンで他の写真を見ることができますのでお時間のある時にでも御覧くださいませ。
最後に
いかがでしたでしょうか。やっぱり長くなっちゃいました、、書こうと思ったらもっと書けるのですが、今後加筆修正もあるかもしれないし、現段階ではこんな感じで良いかな〜。と思っています。
この記事を書いた理由は、良い写真づくりのためで、写真の撮影をご依頼いただける方と気持ちの共有をしたいと思ったからです。撮影は初めてお会いする事が多いので、その前に思いを共有し、また、記事を通して僕の人間性や考え方をご理解しておいて頂きたい、そう思ったからです。
お宮参りの良い写真って何でしょうか?
「みんなが笑っている、お子様がご誕生してみんなが喜んでいる写真」だと思うんです。
そのために必要なのは気持ちのリラックスさで、この記事を見て共感してもらえることで「それ」が少しでも芽生えれば良いなと思っていて、そういう意味ではお会いする前からコミュニケーションが始まっていると言っても良いかもしれませんね。
僕の撮影に来ていただくお客様はほとんどがブログの記事を見て、という方です。
撮影はここから始まっていると思うことがあります。
とはいえ、ここでは網羅しておらず他のお悩みや不安をお持ちな方もいらっしゃると思います。どうぞご予約前に色々と聞いてもらって、納得の上僕の撮影をご利用くださいね。以前はメールでやり取りしていたのですけど、最近はLINEでお気軽にやり取りができますので是非、ご利用くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!お会いできることを心よりお待ちしております。