仲良しきょうだいの七五三

大宮氷川神社で5歳の男の子と7歳の女の子の七五三の撮影です。

おふたりで着物はとっても華やかですね！仲が良いごきょうだいでしたので、その雰囲気を残したいと思い撮影しました。男の子のお着物がシンプルな色で彩りも決まっています。お姉ちゃんが優しくてしっかりしていたのが印象的でした。

7歳の女の子は写真好きな子が多いかも。ポーズとか取らなくてもにっこり笑ってくれればそれで決まっちゃいます。女の子はいつも思うのですが、7歳は本当に大人。その中に可愛さがあって子供らしい部分もあって七五三の女の子は存在自体が美しいと思います。自ずとシャッターを切る回数が上がっていきます。

その理由は今以上に良い表情が見れるかも、、という美を追求する欲求、、言い過ぎですね（笑）でもこの時しか無いいろいろな表情を残してあげたいんです。

同系色の傘を持ってもらいました。傘を持つ感じがカワイイ。目線はバッチリカメラです。

立ち姿、バッチリ決まっていると思います。虎柄ははっきり見えて袴の模様もおしゃれです。七五三は結婚式と同じ様に二度と出来ないものと思ってお子様のしぐさ一つでも見逃したくないと思っています。自ずと枚数が増えていくのですが、表情が違えば同じ構図でも写真データはお渡ししています。

七五三の撮影はその日の皆さんの親戚みたいな感じで一緒に過ごさせてもらってます。撮るばかりだと被写体との間に壁ができます。大体一声かけて撮影するのですが、撮影しないときでもお父さんと話したりお母さんと話したり、もちろん七五三メインのお子様と仲良くなって写真を撮らせてもらいます。

なんでも無い普段の表情も切り取り方一つでドラマチックでおしゃれになります。撮影は僕が動き回っているので、皆様は普段どおり過ごしていただきます。その姿は黒子のようですね。

おとこのこの玩具で刀をお持ちいただいたので一緒に遊んで撮影します。この撮影は11月はじめの午後なのですが、ちょうど日差しが柔らかく逆光で撮影するにはちょうどよい光加減です。

皆様、多分これをお読みになっている方もそうだと思うのですが、一番撮って欲しいのはお子様の自然の表情だと思うんです。

自然な表情って？

「自然な感じで撮って欲しい」は１〜２位を争うほどある皆様からのご要望です。そして僕もそれを一番望んでいます。みなさまが持つイメージと僕が持つイメージが一致するようにしていることはとにかく撮影した写真をその場で見てもらう、ということ。これは欠かせない撮影現場での一コマです。

さて、楽しかった2人の撮影もまもなく終了です。撮影している時間、七五三のご家族と過ごす時間は本当に楽しいもの。名残惜しいのだけど、お腹も空いてきたので撮影を終わりました。

いつまでもいつまでも。2人で笑って並んだ写真の様に仲良く元気でいてくださいね。

撮影データ
二〇一六年一一月の水曜日
（六曜・先勝）　（天気・快晴）
文・撮影　渡辺博幸