七五三の出張撮影
埼玉県/さいたま市大宮区/武蔵一宮氷川神社(大宮氷川神社)
2016.010.07
写真をえらぶということ
七五三の撮影で大宮氷川神社さまは僕が最も撮影を行う場所。
七五三に限らずお宮参りの撮影でも訪れることがあり、晴れの日はもちろん、雨の日の撮影も数多くある、素晴らしい神社さま。もうどのくらい写真を撮ったのだろう。写真の枚数で日本一周出来るくらいのシャッターは押したかもしれない。言い過ぎか、埼玉県一周くらい?関東一周?とにかくたくさんです。
色彩が豊か、広い境内と魅力ある撮影ポイント、駐車場の広さ、アクセスも抜群に良いというのも埼玉の一宮にふさわしい、荘厳で優しい神社さまです。
本日ご紹介するお写真は7歳の女の子の七五三。
この撮影をさせていただいたのは2016年の10月。七五三のハイシーズンに入りつつある、その様な季節でもありました。
七五三をお控えの親御様は着物のこと、写真のこと、ご親族の調整などでお忙しいなか、この記事を見つけてくれてありがたいと思います。
そして中でも気になるのは写真ではないでしょうか。
写真を選ぶということ
実は撮影する前、七五三撮影、写真に関するヒアリングを各お客様に行わさせて頂いているのですが、僕にご依頼されるお客様のほとんど、過去5年間の統計をまとめると8割のお客様が始めて出張撮影をご利用されるお客様でした。
そして手前味噌に聞こえて恐縮なのですが、僕が撮る写真とお客様がイメージされる写真が合ったので、という理由でお選びいただける方が多くいらっしゃいます。
写真はイメージ、感性の産物ではありますが、感性も人それぞれということはこれをお読みの方もご承知だと思います。
ならばたくさんの方に僕の持つ感性やイメージを感じ取ってほしいと思います。
特に感性は女性の方が鋭いものを持っている気がしていてこの記事の写真を見ていただいた方、七五三、その他の写真Galleryを見ていただいて「ピン」と来た方
は僕と同じ感性をお持ちなのだと思います。
写真を撮ることに関して最低なことは「思っていたのと違う」ということだと思っていて、お客様が「思っている」イメージを幅広く持つべく、日々年中、考えながら撮影しています。
前置きが長くなりましたが写真のご紹介をさせていただきますね。
普段からたくさんの参拝客さまがいらっしゃる大宮氷川神社さん。この日も比較的混み合う日ではあったのですが、この日も例外なく大勢の方がご参拝されておりました。
ちょっと照れ屋な女の子さんでした。
7歳。女子でもない、女の子でもないそんな時期の年齢。
「子ども」と「おとな」
が同居しているので「女の子さん」って呼ぶのがふさわしいかな。
髪型、お着物の完成度が抜群です。特に髪型、メイクが素晴らしい。と思いながら写真を撮りました。
7歳の女の子さんは大人っぽい表情も見逃さず写真を撮りたい。そして子供らしいかわいい写真も撮りたい。
雰囲気があるイメージやまだ子供らしい写真、ちょっとした仕草のカットを中心に、境内を回りながら撮影します。
境内の周りは自然な太陽光がいっぱい降り注ぎます。可愛さがとても引き立ち健康的な爽やかな写真。
ヘアスタイルが秀逸な感じだと思いました。
髪飾りのバランスとか、着物との色合いとか。
帯の色も良い感じだと思いませんか?
あるときにはドキッとするような伏し目がちなイメージ写真で。目元のメイクに注目するとアイシャドーなどのメイクがバッチリ。
「THE JAPANESE KIMONO」
とかってタイトルを付けたいくらい、大人っぽい写真だと思います。
それでもやっぱり多いのは子供っぽい表情なんです。撮影しているうち、10%〜20%くらいは大人の顔。その他8割は子どもらしいかわいい女の子さんです
お兄ちゃんと一緒の写真は、きっと10年以上先に懐かしむ写真になるはず。
写真は
「未来への手紙」
でもありますから。
そしていつも見ている雑誌や、小説も時間を変えてみると見え方が違うように、写真も年齢や見る時間、見る季節にもよって感じ方、見え方も違うような気がしています。
感性が豊かな方はそう思うと信じたい。
何でもない大切なことだと思います。
親御さんとの写真も多く残しています。来ていただいた方はみんな撮影します。
とりわけ、僕は写真を撮るのがうまい親戚のおじさんみたいなものです。
そして七五三の写真は自然な感じで、とご希望の方が多くいらっしゃいますので
正面を向いた記念写真の他にはいろいろな、その時やその人にあったイメージで撮影しています。
大宮氷川神社さんの撮影するポイントは境内以外にもあります。それは二の鳥居から三の鳥居まで伸びる長い参道。僕の特に気に入っているスポットでもあります。
長い参道は望遠レンズで撮影することで
抜けが良い写真となります。
この参道の紅葉時期は11月末となるのですが、5月の新緑のシーズンもおすすめで
まるで木々が光るように撮影することが出来ます。
11月の七五三シーズンはで店が沢山出ることがあるので、もちろん出店と一緒の撮影も思いで深くて良いと思うのですが、参道のみで残したい、という方は10月に撮影を行うのが良いと思います。出店のでるタイミングについてはその時によって違うので、目安として、という点はご注意ください。
おしゃれな写真も忘れずに
おしゃれな写真
女の子にとっておしゃれにはとても重要。それは一生、そうなのだと思います。やっぱりおしゃれな写真を残したい。おしゃれな写真は見てもらいたい写真でもあります。例えば結婚式のムービーで昔の七五三の写真を選ぶ時。きっとおしゃれな写真がほしいと思うはず。そしてそれが叶えられるように残したい。
その女の子が多分将来に必要になるように、ご親族さまお父さん、お母さんも一生見ることになるお子様の写真をたくさんお届けしたいです。
撮影/文・渡辺博幸
撮影時のデータ
撮影日時 2016年10月
撮影機材 NikonD5