雨でもげんき!
七五三の出張撮影
東京都|世田谷区|世田谷八幡宮
雨の世田谷八幡宮で七五三の写真撮影
撮影場所の印象
世田谷八幡宮で七五三の写真を撮影させていただきました。
残念ながら天候は雨。それでも撮影決行を判断したご家族のためにベストをつくすぞ、と思い、撮影開始時間より1時間早く現地についたのでした。
世田谷区と聞くと、僕は「教育に熱心な街」という印象があります。
世田谷八幡宮近くに住む友人曰く、その友人のお子様が通っている学校ではお父さんお母さんの団結力が高く、「子ども」も、のびのびしていて、勉強、運動も能力が高いと聞いたことがあったからです。
「こんなところから天才や才女が出るのだろうな。」
大好きなふるさと区民まつり
そんなことを思い出しながら一方では世田谷区民まつりを思い出したりします。
区役所でおこなうその催しは出店がたくさん出て、様々な団体が催し物を披露したりするのですが、来場者数も半端なく多く、子どもが楽しめる最高のお祭りでした。
世田谷区のホームページにもその盛況ぶりを記録した写真がたくさんあるのでお時間があるときにでも。
そして都内とは言えども少し離れるととても閑静な住宅街が広がり、その中に「ぽっ」と出たように昔ながらのラーメン屋さんがあったりする。
この街は僕にとっては良い印象しかありません。特に世田谷線がその独特さを強調するかのように特徴ある街の様相を強くしているのかもしれませんね。だから世田谷八幡さまでの撮影はワクワクしてしょうがないのです。
はて、なぜこんなノスタルジックな書き出しにしたのだろう・・。
そうだ、今日撮影させていただく子は、お宮参りも撮影させていただいた男の子で会うのが5年ぶりになるから。
だからそんな気持ちになったのだと思います。
お宮参りのときのキミ。
キミはね、よく笑ったの。
それと赤ちゃんなんだけど、僕をじぃ〜〜っと見る目は大人の言葉を喋っているようだったんだ。懐かしいね。もう5年か、、早いものです。
前回のお宮参りの時は絶好の晴天だったのだけど、少し降り出した雨は12月の寒さをより一層深めます。
大きくなったね、当たり前だけど、そんな言葉しか出てこないや。赤ちゃんの頃にみた雰囲気がそのままあるかな。たまに不思議そうな表情をするところは初めて会った日と同じですね。
赤ちゃんでも一回会っていると、不思議と心打ち解けるのが早い気がします。言葉では言い表せないのですが、、なんというか、そんな感じなのです。
さて、、ちょっと雨脚が強くなってきたけど、がんばって想い出残そうね。雨は雨で良いものです。雨の日らしい七五三の写真を沢山残してあげたいです。
この日は幸いにも境内にはテントが張られていて、そこを起点に撮影をすることに。
テントには僕の他にもう一組七五三の女の子。
七五三の女の子についている女性カメラマンにエールを送り、お互い良い撮影になるよう心の中でで祈ります。雨の日は屋根の下のところで行う撮影が多くなるのですが、同じ場所でバッティングしちゃうこともあるから、なんとなく他のカメラマンの様子を見ながらお互い譲り合うようにして撮影を進めました。
雨でも基本遊びながら撮影をします。
いきなり撮っても緊張しちゃいますしね。
遊びながら撮影していると「ペースが上がってきたかな。」というポイントがあって、そこでたくさん撮る感じです。雨も強くなってきているので、短い時間で早めに表情豊かな写真を残しました。
世田谷八幡さまは遊ぶのにとても良い神社さんですね。広い境内、相撲の土俵。立派な本殿、長い参道。どれをとっても七五三らしい写真を多く残せますよ。晴れてればと思いますが雨でも良い表情、たくさん撮ることが出来ました。
世田谷八幡宮での撮影はお宮参りもあるのですが、だいたい朝早くに伺うことが多いです。
僕はお待ち合わせの1時間前には現地に到着し、イメージカットなどを撮るのが習慣なのですが、朝早いのにお参りされる方がたくさんいらっしゃいました。平日なども八幡さまに手を合わせてから出勤する会社員の方も多く見られました。
みんなに愛されている神社さまなのですね。
そして神社はなんと言っても雨。
参道の先にある本殿が本当に立派。それが雨に濡れると荘厳さが増します。こんな感じに。
しかしこの雨の中最高の表情です。かなり寒かったはずなのですが。。
12月に入るとイチョウの葉が落ち、これも秋らしさを演出してくれます。色の着物と黄色のイチョウは色合いもお似合いです。
楽しそうです。この日のベスト的な一枚。そうそう、この笑顔がキミらしいところなんですよ。
この日雨が止むことはありませんでした。
雨の日の撮影はよくあるのですけど、大人が考えているより子どもって元気ですよね。七五三の撮影に限らず、雨やそして風の中の撮影は晴れに比べ難しいところもあるのですが、子どもは風の子って言うくらい、みんな元気。
雨でもずっと撮影したいそんな時間でした。でも風邪引いちゃうから今日はこのくらいで切り上げましょう。撮影の頃はコロナの影響もあった日なのですが、雨脚がまして境内にほとんど人はいなかったから逆に撮りやすかったかもしれませんね。
本日はおめでとうございました。
雨ザーザーの日の撮影、きっと忘れません。
これからも元気でいてね。
撮影で思ったこと
宮の坂駅が便利
世田谷八幡宮のアクセスは公共交通機関だと、2通りあります。駅からアクセスは下記の通り。
・東急世田谷線の宮の坂駅から歩いて3〜4分
・小田急線豪徳寺駅から10分以上
東急電鉄世田谷線・宮の坂駅から3〜4分。七五三のお参りで公共交通機関を選ばれる場合は世田谷線が確実に良いと思います。小田急線の豪徳寺から徒歩8〜12分でもいけますが、着物を着て歩くことを考えると駅を降りてすぐの宮の坂駅からのアクセスに軍配が上がります。
車で行く場合は目の前に駐車場があります(無料)その駐車場から道路を挟んで反対側に渡ると世田谷八幡宮様です。
持っていくと良いもの
秋の七五三に必須なのは虫よけです。
11月くらいまで蚊がいることがありますから念の為虫除けスプレーを持っていくのが良いです。境内に自動販売機はありませんので水分補給の水・ジュースはもって行きましょう。それと七五三の撮影ではお子様がリラックスして撮影できるように一口で食べられるお菓子(グミが人気)を持っていきましょう。
撮影データ
二〇二十年一二月の土曜日
(六曜・赤口) (天気・雨)
文・撮影 渡辺博幸