異国の街から来ました
この撮影をさせていただいたのは2015年の秋のこと。
フィリピンから来たその女の子は少し恥ずかしそうにママの後ろに隠れるように。赤い着物がとってもお似合いです。5歳とのこと。大人っぽさには参ってしまいそうになります・・・。2015年といえば僕が撮影始めて間もない頃ですが、まだ出張撮影も知られておらず、今ほど他に撮影する方もいなかったな・・・。随分撮影がしやすい頃でもありました。
独特の表情と雰囲気を持つこの子をどうやって撮ろうか。
頭にあるのはそんなことばかりでした。撮影はその場所の明るさ暗さを基準に今までの経験を総動員し行います。シャッター切るのは体が勝手に動く感じですね。体が覚えているってやつです。「シャッタスピードはこうやって、絞りはこうやって、、、明るさはこうだから、、」そんなことをしていると魅力的な表情をのがしてしまう。ファインダー内の値をチェックしつつほとんど感覚的にシャッターを切っていきます。
ある時はキメっぽい写真を。いわゆるポーズを決めて写真を撮る、です。この構図はいつも撮っているのでカメラの設定値はお天気と相談。設定値が決まった写真は撮影する子の魅力的な表情を引き出すことに集中します。「外だけどスタジオ」みたいな撮影ですね。
川越で七五三のロケーション撮影です
この日は神社で撮影する以外にもう一箇所別の場所で撮影を行いました。僕の撮影プランでは「ロケーション撮影」に該当します。ロケーション撮影はお子様が七五三メインのお子様1名もしくは2名様がご対象になります。こんなご家族、お子様におすすめしています。
・当日は余裕を持って行動したい
・恥ずかしがり屋さん
・ごきょうだい
・お友達どうしで
すみません、、ちょっと説明させてください。
当日は時間に余裕を持つのが良いです
時間に余裕を持って神社以外での撮影も出来ます。混雑する場所は短めに、ロケーションがきれいな場所でたっぷりと、とか、家からの時間経過をドキュメント調で、時間に余裕があるので、想い出を残せる方法の幅が広がるのが特徴です。
恥ずかしがり屋さんでも大丈夫
恥ずかしがりやさんでも大丈夫。
小さいお子様をおもちの おかあさんはこんなことを考えてはいませんか?
「着物を着てくれなかったらどうしよう、、、」とか、
「いつも家では元気いっぱいだけど、他の人がたくさんいる場所での撮影は大丈夫?」
などなど。
3歳、またはシャイなお子様ははじめの時間だけ表情が固い子が多いです。その場合はおすすめは時間をかけて撮影していくことで少しずつ撮影にも慣れてくれるのでおすすめしています。お子様のストレスににもならないですしね。実は七五三プランの中では一番の人気がこのプランなのです。
ごきょうだい・お友達どうし
2人のごきょうだいのもロケーションプランで撮影できます。時間内であれば神社以外の場所に移動して中が良い2人の写真をいっぱい残すことが出来ます。仲が良いお友達どうしでも大丈夫ですよ。お渡しする写真もたくさん渡したいです!
さて、ロケーション撮影の写真に戻ります。11月の季節はイチョウがとってもきれいな時期。赤い着物もよく映えますね。女の子らしくイチョウの葉っぱでお花を作っていますね。川越で撮影したものですが、川越生まれ、川越育ちですから場所についてはどうぞお任せください。色々とご提案したいと思います。ご希望の方はいつでもお気軽にご連絡くださいね。
撮影データ
二〇一六年一一月の日曜日
(六曜・先勝) (天気・快晴)
文・撮影 渡辺博幸