お母さん大好き。
その子は照れくさそうに待ち合わせ場所に現れました。
いつものように僕は自己紹介をして写真を撮りますよ〜ということを理解してもらいます。この撮影をしたのは11月初旬土曜日、いつもより少し空いている境内はこのご家族を歓迎するように明るく光が差し込んでいました。
少しシャイなのかな?と思った男の子はその思いと裏腹で元気いっぱいな可愛い男の子でした。一緒に来ていたおばあちゃんおじいちゃんの手を引っ張って、何度も桜門をくぐったのが思い出されます。
ようやくお父さんお母さんと一緒に桜門をくぐり抜けました。3〜4回くぐったのではないかな〜。僕は動き回る子の撮影も大好きなので、テンションが上っていきます。
お参りをしたあとは大宮氷川神社のひろーい敷地内で撮影をさせてもらいました。「お母さん大好き!」男の子はみんなそうですよね。いつまで経ってもお母さんは大好きなのです。
男の子の場合の撮影はお話していることが多いですね。事前に好きなこと、ものなどを聞いておいて、そのことについてお話します。男の子はやっぱり電車や車が好きで色々教えてくれるんですよね。それを聞きながら撮影するのがとっても楽しいんです。
大宮氷川神社の参道も、七五三のシーズンは出店がならび、お面、りんご飴。たこ焼き、お好み焼き、バナナチョコ・・書いているとお腹が空いてくるようなまさにスタンダードなラインアップ。ここはあえて出店をいれて撮影します。出店のラインアップは不変かもしれないですね〜。僕の子供時代と同じです。
終始笑顔の撮影はたくさんの写真データをお渡し出来ました。
この数年後、ランドセル姿も撮影させていただいたのですが、そのお話はまた別の機会に。
撮影データ
二〇一八年一一月の日曜日
(六曜・赤口) (天気・快晴)
文・撮影 渡辺博幸